高麗時代後期（１３～１４世紀）の白磁茶碗です。 高麗白磁は青磁の人気に圧倒され造られた数は非常に少なく、一時は幻とさえ言われていましたが近年発掘などによって時に目にするようになりました。 初期の高麗白磁（１２世紀）はやわらかい陶胎の半磁器質で、やや黄味を帯びた卵殻色をしていますが、時代が下がるにつれて細かい貫入のある釉が厚く掛かり、やや青みをおびてきます。 この茶碗はその特徴からみて、少し時代の下がった高麗後期（１３～１４世紀）に入る高麗白磁でしょう。 箱には青磁と書かれていますが、青磁釉ではなく明らかに白磁釉が青味を帯びた上がりをしているものです。 口縁に一カ所ごく小さいソゲの押さえがありますが、ほとんど気づかない程度のものです。 夏茶碗として愉しんで頂けると思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 高麗時代後期 サイズ 口径：１４，５～１５，１センチ 高さ：５，６センチ ◎送料はこちらで負担させて頂きます。 xvpbvx ↑ ソゲの押さえの様子です。 ↑